西荻窪・歌声喫茶は10月後半に入りました。前回までにお客様からいただいたリクエストを取り入れ、曲目も一新。今回も楽しい歌、興味深い歌がたくさんあります。
例えば、何とも言えない日本的情緒に満ちた「平城山(ならやま)」。歌人の北見志保子氏の2首の短歌に、「スキー」「とんぼのめがね」などの作曲で知られる平井康三郎氏(1910〜2002)が曲をつけた歌曲です。
日本的情緒といえば、一の谷の戦いでの平敦盛、平忠度それぞれの最期を歌った唱歌「青葉の笛」も、歌っていると侘び寂びと同時に気持ちの高まりをおぼえる名曲です。
今日、後半初日に驚いたのは、美空ひばりさんの「リンゴ追分」の♪えええええええ〜のくだり。皆さんよく聞き憶えていらして、譜面も何もない状態でも普通に気持ちよく歌っていたのでした。「当時から本当によく耳にしていたからね」と、何でもない様子。すばらしいです。
さて、前回の人気No.1は「ラストダンスは私に」でしたが、今回はどの歌が人気を集めるのでしょう。楽しみな2週間の始まりです。