12月、今年最後の亀戸・歌声喫茶です。
街中クリスマスムード全開となった今日、みんなで歌うクリスマスソングは楽しさも倍増です。
開場すると毎月いらしてくれるおなじみのお客様に加え、崩していた体調が回復して久しぶりに来られたという方、さらには本日初めてご参加という方も。会場は初々しいムードでいい感じ。
肩まわし、発声練習を終えてオープニングは「冬景色」。《♪さぎり き〜ゆる》とはじまれば、おなじみの方も初めての方もスッとひとつになって歌える。これは素晴らしいことですね。「ジングルベル」「もろびとこぞりて」も然り。
「あわてんぼうのサンタクロース」は歌ったことのない方も多かったけれど、みんなでなんとな〜く声を合わせていくうちに、よく知らないのになんだか知っているような気になってくる。これも歌声喫茶の面白いところです。
小休止で特製スイーツをいただきました。スイートポテトとロッシェ。ロッシェはフランス語で「岩山」という意味。焼きメレンゲです。お洒落なロッシェとコーヒー、紅茶はとても良く合います。しばしお客様とのおしゃべりを楽しみました。
なんでも、その方は若い頃、お仕事帰りに歌声喫茶やスケートに行くことが何よりの楽しみだったとか。当時、仲間内でスケートのことを“手すり磨き”と言っていたそうです。下手な人はずっとリンクの縁の手すりにつかまりながら滑っていたから。「今日は歌声行く? それとも手すり磨き?」なんて会話をしていたそうで、「楽しかったなぁ、あの頃…」と仰っていました。
歌とともにふいに思い出される懐かしい記憶。それも歌声喫茶のいいところです。
この日最後に皆さんと心をこめて歌った「きよしこの夜」はとてもあたたかな歌声でした。