ウタゴエノトモ臨時号を発行するようになって早3カ月、毎回たくさんのお便りをいただき、皆さまからのあたたかい励ましのことばに力をいただいています。
さて、梅雨と真夏がいっぺんにやってきたような6月。例年ならば、季節柄「雨」にまつわる歌をたくさん歌っているころですね。野口雨情/中山晋平コンビによる「雨降りお月さん」から「雨に咲く花」「雨のブルース」、「雨」(三善英史さん)や「雨の慕情」まで、時代時代に雨の情景をあつかった名曲があるものです。
今月のウタトモ臨時号では文部省唱歌「四季の雨」を掲載しました。四季折々の雨のありようを描いたこの歌もチャコ&チコの歌声喫茶で人気の高い唱歌のひとつです。今回いただいたお便りの中にも、「大好きな曲。家で大きな声で歌いました」というお声がありました。
今回の臨時号でもご案内しましたように、会場での歌声喫茶を再び開催できるまでには、まだまだ長い時間がかかりそうです。わたしたちが考える再開可能な状況とは、「安心していらしてください!! 大きな声で歌って楽しんでください!!」と皆さまに呼びかけられる状況です。
心から安心して足を運べて、ご家族がご心配されることもなく、気兼ねなくお友達を誘うこともできる、そういう状況です。それはすなわち、このウイルスに対してみんなが医療的な予防・対策がとれるということにほかなりません。そしてそれは残念ながら、近々の再開は不可能であるということを意味してしまいます。
皆さまとのお便りでの交流の中で、「長いお休みで声が出なくなってきた。体力が落ちてしまう」というご不安の声も多くいただきました。そのようなご不安にどのようにお応えできるかを考え、この度インターネット生配信によるミニミニ歌声喫茶番組を開始することと致しました。
スマホもパソコンも使わないご参加者様も大勢いらっしゃるので、ご希望のかたには音声CDの郵送サービスもご用意しています。
小さな声でも大丈夫。チャコ&チコも部屋を追い出されないように気をつけながら、工夫して番組作りを行っていこうと思っています。少しずつ《歌声》をとりもどしていくために、お家でできる範囲で毎日ちょっとずつでも心と体を動かしていきましょう。