懐かしい歌をギター生伴奏で

2025/04/14(月)

春の歌声喫茶〜ご来場ありがとうございました

タイトルは瀧廉太郎作曲「花」にあやかって《春うらら 調べを何にたとうべき》

2025年4月1日(火)と3日(木)、春の歌声喫茶を開催いたしました。

今年、東京の桜の開花は3月24日。よって予想では、開催日の頃にはちょうど桜満開のお花見日和、歌声喫茶でも桜を感じられる歌でお花見気分を味わいましょう! そんな気持ちで、瀧廉太郎作曲「」の一節にあやかって《春うらら 調べを何にたとうべき》というタイトルをつけました。

▲ 春の歌声喫茶。桜満開! を予想していたのですが…

予想通り3月30日に満開となったまではよかったものの、4月に入ると気温が急降下、当日は冷たい雨も降ってきて、傘もコートも必要な冬の寒さとなったのでした。こうなったら、「せめて歌の中では」お花見気分で春を感じていこうではありませんか。

いつものように準備体操、発声練習を終えて、1曲目は「さくらさくら」。やはり春の歌声喫茶にはこの歌が似つかわしいですね。

▲ 春の歌声喫茶にはやはりこの歌が似つかわしい「さくらさくら」

続いて「いつでも夢を」です。軽快な曲調と「雨よりやさしく」という歌詞が、今日の空模様の中でも歌うことの楽しさを実感させてくれます。

東京のバスガール」も元気が出る1曲です。お客様のほとんど(とチャコ)は路線バスに車掌さんがいた時代をご存じで、知らないのは昭和40年代生まれのチコただ一人。

チコが子供の頃に乗った路線バスはすでにワンマン化されていました。当時のワンマン化の理由のひとつが人手不足だったそうですが、近年は運転手さん不足から路線バスの減便や廃止がよくニュースになっています。そう遠くない将来には、自動運転によるバスの無人化も現実のものとなるかもしれませんね。

▲ 3〜4月は出会いと別れの季節。それぞれに思い出の歌もあることでしょう。

前半ラストは「故郷を離るる歌」。3〜4月の卒業から新年度のこの時期には、とりわけグッとくる別れの歌です。

休憩時間はこのところ恒例となっている抽選ルーレットタイム! プログラムに掲載されているクロスワードパズルの正解用紙(抽選番号入り)がクジになっていて、当選者にはちょっとしたプレゼントが。

後半では、いよいよ今回のテーマ曲ともいえます「」を歌います。現実のこの日は「うららかな春の日」とはなりませんでしたが、そういう時こそ、想像力による歌の世界にひたる意味があるというものです。多くの方が二部合唱で親しんだ永遠の愛唱歌で、今年も《何にたとうべき》と言いたくなるような素晴らしい眺めと調べを感じることができました。

▲《眺めを何にたとうべき》皆さんの歌声もまた、何にたとうべき、素晴らしい響きでした!

そして「花かげ」「港が見える丘」で満開の桜から桜吹雪と葉桜へと、歌の季節もうつろいます。ここまで歌って、歌の世界の春もようやくひと段落、という感じです。

季節のありようはままならないもので、今回も一面ではあいにくの雨模様ということになりましたが、このお天気だったからこその嬉しい巡り合わせもありました。なんと北海道からお越しの方が、予定していた観光プランが雨で変更を余儀なくされ、そこで雨でも楽しめる自分の好きなことは…と、この日開催している歌声喫茶を探していらしてくださったのです。まことに《禍福は糾える縄のごとし》とはこのことですね。

▲ 5月からはまた新しい歌声喫茶のスタートです!

さて、この一年半ほど2〜3ヶ月に一度開催してきましたチャコ&チコの歌声喫茶は、5月より《毎週木曜日》の開催となります。

2013年に月2回開催ではじまったチャコ&チコの歌声喫茶は、程なくして週2回開催に移行し、その後2020年のコロナによる休止期間を経て、2023年9月より季節ごとの開催に。ご不便をおかけすることも多々あったと思いますが、皆さまのご厚意とご協力により、中断はありつつも継続してくることができました。本当にありがとうございます。

一方で、最近はアンケートや皆さまとのお話しを通じて「もっと頻繁に歌いたい」というお声を多数いただいており、開催頻度や方法について思案を重ねてきましたが、この度、そうしたご要望にお応えできるよう準備をすすめ、5月から《週1回開催》を始めることとなった次第です。

新たな形でのチャコ&チコの歌声喫茶を、あらためて皆さまと共にスタートしたいという思いでおります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

詳細につきましてはご案内ページにてご確認ください。

 ▶︎ 歌声喫茶 in 西荻窪 


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2025/04/14(月)