歌声喫茶の愛唱歌
:82件1933年の米ミュージカル映画『フットライト・パレード』の劇中歌「上海リル」(作詞:Al Dubin 作曲:Harry Warren)の架空の続編として創作されたのが「上海帰りのリル」です。前奏と間奏には「上海リル」のメ… 続きを読む →
昭和30年に鶴田浩二さんが東宝映画『男性NO.1』(監督:山本嘉次郎、脚本:井手雅人)の劇中歌として歌ったのが最初で、その後、昭和33年に朝日放送「ホームソング」でフランク永井さんの歌で発表されました。 イントロから、フ… 続きを読む →
理不尽な別れを嘆くブルースで戦後の人々の心を癒した「港が見える丘」の東辰三(作詞・作曲)と歌手・平野愛子による同時期の傑作です。 「港が〜」と同じモチーフの曲といえますが、「君待てども」の方が哀しみの色合いが強く感じられ… 続きを読む →
数々のテレビ/ラジオ番組テーマ曲や「かに道楽」「小山ゆうえんち」などの国民的なCMソングを手がけ、“浪花のモーツァルト”と呼ばれる作曲家キダ・タロー氏の歌謡曲における代表的な作品です。 朝日放送(ABC)のラジオ番組「ホ… 続きを読む →
テレサ・テンさんは1974年日本でのデビュー2作目「空港」や、1984年の再デビュー曲「つぐない」をはじめ、数多くの名曲で人々の心を癒しました。中でも「時の流れに身をまかせ」は彼女の代表曲として親しまれている1曲です。 … 続きを読む →
橋幸夫さんは昭和35年に「潮来笠」でデビューし日本レコード大賞新人賞を受賞。吉永小百合さんは昭和37年に『キューポラのある街』でブルーリボン賞主演女優賞を受賞、また同じ年に「寒い朝」でレコードデビューも果たします。若きス… 続きを読む →
ムード歌謡/ムードコーラス・グループ、黒沢明とロス・プリモスのデビューシングル。CMソング作家として活動していた作曲家・中川博之氏にとっても歌謡曲作曲家としてのデビュー作で、氏はその後「たそがれの銀座」「さそり座の女」「… 続きを読む →
昭和37年(1962)4月、NHKラジオ/テレビで放送されていた5分間の音楽番組『きょうのうた』で発表されました。 この番組については詳しい情報にたどりつけていないのですが、同年3月まで放送された『ラジオ歌謡』の後継とし… 続きを読む →
「雪が降る」などで知られるサルヴァトール・アダモのヒット曲。日本では越路吹雪さんや岸洋子さんの歌唱がよく知られています。 タイトルの「サン・トワ・マミー」はフランス語で《愛しい人よ、君がいないと…》といった意… 続きを読む →
大正元年の『尋常小学唱歌(四)』で発表された上記の歌詞がオリジナル。 その後、昭和17年『初等科音楽(一)』収録の際に、文部省の命を受けた林柳波氏により歌詞の一部が改変されます。国民学校初等科三年で使用するために《さらさ… 続きを読む →
1971年にNHK「みんなのうた」で発表され、少年とその父親の想いを描いた愛唱歌として現在まで歌い継がれています。 フランスの作曲家ビゼーの歌劇『美しきパースの娘』で歌われるアリア「セレナーデ」を原曲に、作曲家・編曲家の… 続きを読む →
作曲家・服部良一氏は昭和12年のこの曲で、“日本のブルース”という独自のスタイルを確立し、大ヒット作曲家としてのスタートを切りました。その意味で「別れのブルース」はいわゆる“服部メロディー”の記念碑的な曲といえます。 服… 続きを読む →
文学者・教育者である吉丸一昌氏は、文部省編纂の『尋常小学唱歌』の歌詞編纂に大きく関わった人物で、そうするとお堅い唱歌を作った学者風の人物をイメージするかもしれませんが、実際にはむしろその逆で、後の時代に大きく花開く“童謡… 続きを読む →
元々は江戸時代に箏の手ほどき曲として作られたもの。 「さくら さくら やよいの空は」の歌詞は、箏曲「桜」として明治21年の文部省音楽取調掛撰『箏曲集』に掲載されたのが最初となるようです。 作詞者は不詳ですが、音楽之友社さ… 続きを読む →
晩秋から冬のはじまりへと、静かに、しかし確実に季節がうつりゆくさまが描かれている唱歌です。 一番の朝のみなとの情景は、霧がかる秋から、冷え込みが強まり霜の降りる季節へ。二番はのどかな小春日和、晩秋の畑での麦踏み。三番では… 続きを読む →