懐かしい歌をギター生伴奏で

歌詞の舞台は渋谷駅東口のバスターミナル

バス・ストップ

1972年(昭和47年)平浩二
作詞:千家和也
作曲:葵まさひこ

バスを待つ間に 涙をふくわ
知ってる誰かに見られたら
あなたが傷つく

何をとりあげても 私が悪い
あやまちつぐなう その前に
別れが来たのね

どうぞ口をひらかないで
甘い言葉聞かせないで
一人で帰る 道がとてもつらいわ

バスを待つ間に 気持ちを変える
つないだこの手の ぬくもりを
忘れるためにも


どうぞ顔をのぞかないで
あとの事を気にしないで
一人で開ける 部屋の鍵は重たい

バスを待つ間に 気持ちを変える
うるんだその目の美しさ 忘れるためにも

 

長崎県佐世保市出身の歌手・平浩二さんのヒット曲。ダイナミズム豊かな歌唱は同郷の前川清さんにも通ずる雰囲気で、“佐世保スタイル”とでも呼びたくなるような味わい深いものです。

千家和也氏による歌詞は、渋谷駅東口のバスターミナルがモデルになっているとのこと。多くの人々が行き交う雑踏の中でクローズアップされる主人公の想いは、よりいっそう切なく哀しく感じられます。

都会の人混みの中の孤独な主人公といえば、同じ年に発表された三善英史さんのデビュー曲「」が思い浮かびます。こちらも作詞家・千家和也氏の傑作のひとつ。

さらに付け加えれば、奥村チヨさんの「終着駅」、内山田洋とクール・ファイブの「そして、神戸」など、千家和也氏はこの時期に記憶に残る別れの名曲を数多く手がけています。

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投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2022/12/11(日)