歌声喫茶の愛唱歌
:82件明治40年に『中等教育唱歌集』に掲載されたいわゆる翻訳唱歌です。原曲はアメリカの医師/作曲家ジョン・P・オードウェイ(John P. Ordway)が1868年に発表した歌曲「Dreaming of Home and M… 続きを読む →
『この世の花』は雑誌「明星」に連載された北條誠の小説で、それを原作にしたラジオドラマ、映画、テレビドラマも人気を博しました。 曲は島倉千代子さんのデビュー曲で、映画版の主題歌です。
石原裕次郎さんは昭和62年7月17日に他界、8月10日に追悼盤としてこの曲が発売されました。録音は生前最後のシングルとなった「わが人生に悔いなし」とともに、ハワイ療養中にオアフ島のスタジオで行われていました。 作詞の山口… 続きを読む →
明治45年に竹久夢二が少女雑誌に詩を発表し、その5年後、作曲家でヴァイオリニストの多忠亮(おおの・ただすけ)が曲を付け、第2回「芸術座音楽会」で初演されました。 翌大正7年に夢二の表紙画で楽譜が出版されると、今で言う“大… 続きを読む →
近年の歌集には副題として「敦盛と忠度」としるされていることがありますが、じつはそもそもはこちらのほうが正式な題名だったということです。 この歌は明治39年、作曲家・田村虎蔵が中心になって編纂した『尋常小学唱歌 第四学年 … 続きを読む →
歌のモチーフは明治28年(1895)に発表された樋口一葉の短編小説『十三夜』。 ある十三夜の晩、主人公・お関は自分に対して冷淡な夫と離縁したいという想いを両親にうちあけるために実家へ。両親は娘のきもちに理解をしめすも、こ… 続きを読む →
むせぶようなギターフレーズが泣かせる“古賀メロディー”の代表的な一曲。 この歌がヒットした頃に、まさに「伊豆の山々」に暮らしていたという配信視聴者のかたからいただいたコメントを以下に紹介させていただきます。 昭和25年頃… 続きを読む →
作曲家の船村徹さんは昭和30年の「別れの一本杉」(キングレコード)の大ヒット後、コロムビアレコードに移籍。昭和31年、盟友・高野公男さん作詞の「早く帰ってコ」を青木光一さんに提供、これがコロムビアでの船村徹デビュー作品で… 続きを読む →
「荒城の月」「箱根八里」と並び、瀧廉太郎の作品の中でも広く親しまれている歌曲です。東京都墨田区では「区民の愛唱歌」に指定されています。 描かれているのは隅田川での漕艇(レガッタ=ボートレース)の様子。 日本のボート史は1… 続きを読む →
NHK『ラジオ歌謡』のヒット曲です。 田村しげる氏は昭和6年に作曲家デビューし、東海林太郎さんや松島詩子さんらに曲を作りました。戦後は本曲や「たそがれの夢」(昭和23年 歌:伊藤久男)をはじめラジオ歌謡の名曲をいくつも手… 続きを読む →
当時売り出し中だった作曲家・船村徹さん(1932 – 2017)と作詞家・高野公男さん(1930 – 1956)のコンビによる最初のヒット作。歌手・春日八郎さんにとっても、前年発売の「お富さん」のブームが続く中での大ヒッ… 続きを読む →
大川栄策さんは高校卒業と共に上京し、作曲家・古賀政男氏に弟子入り。昭和44年に「目ン無い千鳥」(作詞:サトウハチロー、作曲:古賀政男)でデビュー。昭和15年に霧島昇とミス・コロムビアが映画『新妻鏡』の挿入歌として歌った曲… 続きを読む →
三橋美智也さんの大ヒット曲。 作曲の細川潤一氏は福岡県出身の作曲家。同郷の古賀政男さんに憧れて独学でギターと作曲を勉強したそうです。 三橋美智也さんの楽曲を多く手がけており、ザ・ドリフターズの志村けんさんによるリメイクが… 続きを読む →
長期入院していた美空ひばりさんの復帰作。 歌詞に出てくる「塩屋の岬」は福島県いわき市平薄磯の塩屋埼灯台(しおやさきとうだい)。昭和32年の映画『喜びも悲しみも幾歳月』にも登場する灯台です。映画は当時の塩屋埼灯台長夫人・田… 続きを読む →
日本では1889年(明治22年)の『中等唱歌集』に掲載されて以来、長きに渡って親しまれている翻訳唱歌です。 歌のテーマは、貧しく粗末であっても我が家がいちばん良いものだ、というもの。素朴でおだやかな旋律が、そのテーマをい… 続きを読む →