懐かしい歌をギター生伴奏で

さくら咲く春のおとずれを味わうにはやはりこの歌

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さくらさくら

 
作詞作曲者不詳

1888年(明治21年)

さくら さくら
やよいの空は
見わたす限り
かすみか雲か
匂いぞ出ずる
いざや いざや
見にゆかん


1941年(昭和16年)

さくら さくら
野山も里も
見わたす限り
かすみか雲か
朝日ににおう
さくら さくら
花ざかり

 

元々は江戸時代に箏の手ほどき曲として作られたもの。
「さくら さくら やよいの空は」の歌詞は、箏曲「桜」として明治21年の文部省音楽取調掛撰『箏曲集』に掲載されたのが最初となるようです。

作詞者は不詳ですが、音楽之友社さんのサイトONTOMO内にある音楽学者・千葉優子氏による読み物『「さくらさくら」のルーツを徹底解説! プッチーニが引用するほど世界で愛される理由とは?』によれば、「霞か雲か」の作詞者・加部巌夫氏と「庭の千草」の里見義氏が歌詞選定に関わっているとのことです。両氏はこの時期の音楽取調掛の作詞作業に中心的な役割を果たした歌人や文学者です。

「さくらさくら 野山も里も」の方の歌詞は、昭和16年に文部省が発行した音楽教科書『ウタノホン 下』に掲載されたものです。

チャコ&チコの歌声喫茶では、両方の歌詞を続けて歌っています。


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2024/03/28(木) 
タグ:1941年  加部巌夫  昭和16年  箏曲  里見義