懐かしい歌をギター生伴奏で

「ドドンパ」のリズムにのせて歌われる希望の歌

曲名右の  ボタンから演奏動画を視聴できます。

若いふたり

 
1962年(昭和37年)北原謙二
作詞:杉本夜詩美
作曲:遠藤実

きみにはきみの 夢があり
ぼくにはぼくの 夢がある
ふたりの夢を よせあえば
そよ風甘い 春の丘
若い若い 若い二人のことだもの

きみにはきみの 歌があり
ぼくにはぼくの 歌がある
ふたりが歌を おぼえたら
たのしく晴れる 青い空
若い若い 若い二人のことだもの

きみにはきみの 道があり
ぼくにはぼくの 道がある
ふたりの道は 遠いけど
きのうもきょうも はずむ足
若い若い 若い二人のことだもの
 

昭和37年(1962)4月、NHKラジオ/テレビで放送されていた5分間の音楽番組『きょうのうた』で発表されました。

この番組については詳しい情報にたどりつけていないのですが、同年3月まで放送された『ラジオ歌謡』の後継として、時代に合わせてテレビ放送にも対応した、家庭向けの音楽(新曲)発信番組だったのではないかと想像します。

同時にそれは、前年(昭和36年、1961年)に放送開始した子ども向け音楽番組『みんなのうた』の大人版としての位置づけでもあったかもしれません。

だとすればおそらく、人々が前向きな気持ちで毎日を過ごしていくための力となりうるような歌を発信していこうというコンセプトがあったのだと思います。

「若いふたり」の歌詞の内容はラブソングとも友情の歌ともとれますが、いずれにしてもそこには未来に対する夢と希望が溢れています。当時大流行していた「ドドンパ」のリズムにのせて歌われる希望の歌は、まさしく未来へとつながる「きょうのうた」だったと言えます。


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2024/05/26(日)